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■ 句動詞をマスターしよう
句動詞とは?
句動詞は、turn off、reach out、come acrossなど、2語(または3語)から成る動詞で、動詞+前置詞または副詞で構成されます。群動詞ともよばれます。
いろいろな1語の単語が、基本的な動詞の句動詞を使って置き換えられます。たとえば、persuade(説得する)はtalk into、inherit(相続する)はcome intoというふうにです。
私が句動詞の勉強をお勧めするのは、ネイティブは句動詞を日常に頻繁に使用するためです。persuadeという単語は知っていても、日常会話でtalk intoを使われるとわからないという事態を避けるためでもあり、自分が句動詞を使うことによって、とてもナチュラルな英語を話せるようになるためです。
それと、句動詞は別に会話だけじゃなく、雑誌や本などの文章にももちろんたくさん使われています。ひいては、TOEICFや英検にもますます多くの句動詞が登場しています。
句動詞の覚え方
句動詞を覚えにくくさせているのは、次の2点です。
1. 個々の単語の意味、例えばrun intoならrun(走る)とinto(中へ)の意味を知っていても、句動詞となると、それら個別の意味からは想像がつきにくい場合が多い。
2. 複数の意味を持つ句動詞が多い。例えば、run intoの場合、「ぶつかる」「偶然会う」「(問題などに)遭遇する」「(合計金額に)達する」という複数の意味があります。
以上のような特徴から、句動詞を覚えるには、いつも文脈の中でキーとなる単語とともに覚えるようにしたほうがよいのです。
例えば、run intoの場合、We ran into difficulties when setting up new computers. などの例文、そして特に difficulty や problem といったしょっちゅう run into といっしょに登場するキーワードを run into とともに覚えます。
このように抱き合わせで覚えると、句動詞の意味を単独で覚えるよりも意味が定着しやすいです。
ちょっと別の例を挙げましょう。たとえはtake offはたくさん意味がありますね。(飛行機が)離陸する、(服や靴を)脱ぐ、(メガネを)はずす、(指輪を)とる、はずす、(化粧を)落とすなど、今「英辞朗」で調べたら、句動詞としての意味は全部で30個ありました。
take offの場合は、日本語の意味はどれも「離れていく」イメージだから、出てきたときに比較的簡単に意味は理解できますよね。でも、出てきたときに意味が理解できるのと、使えるのとは全く別の話です。日本で英語の成績はよかったけれどしゃべれなかった私が陥っていた罠は、まさにここだったのです。
話せる英語を目指すとき、ささっと使えるようになるには、(飛行機が)離陸する、(服や靴を)脱ぐ、(メガネを)はずす、(指輪を)とる、はずす、(化粧を)落とすなどという日本語の意味を1つ1つ覚える代わりに、
take off your shoes.
take off your clothes.
The plane took off.
というように、目的語といっしょに、そのまま使える形(つまり英語)で覚えるようにするのです。30個のパターンをすべて覚える必要はありません。自分が使いそうなものだけを覚えます。それらを自分が使えるようになると、イメージが自然に定着するので、無理して覚える必要もなく、応用で使えるようになります。
ほかに大切なことは、一度にたくさん覚えようとしないで(無理、忘れてしまいますから)目(あるいは耳)にする頻度を多くすることです。
句動詞の文法
句動詞は次のように分類できます。
■ 目的語をとらないもの(自動詞; intransitive verb)
They had an argument, but they've made up now.
(彼らは口論したが、今は仲直りしている)
make up 仲直りする
make something up またはmake up something とはなりません。「仲直りする」という意味ではmake upはいつも単独で登場します。
settle down
He settled down.
get through
I tried to call him, but I couldn’t get through.
■ 目的語を動詞と前置詞/副詞の間に置けないもの(自動詞; transitive verb, inseparable)
目的語をとる句動詞には、動詞と副詞/前置詞を分けられないもの、つまり目的語を動詞と副詞/前置詞の間に置けないものがあります。
come across
○ I came across my ex-boyfriend.
× I came my ex-boyfriend across.
look after
○ My aunt looks after me.
× My aunt looks me after.
take after
○ The baby takes after his father.
× The baby takes his father after.
■ 目的語を必ず動詞と前置詞/副詞の間に置くもの(自動詞; transitive verb, separable, obligatory)
目的語をとる句動詞には、目的語を必ず動詞と副詞/前置詞の間に置くものがあります。
set apart
The storm set them apart.
■ 目的語を動詞と前置詞/副詞の間に置いても、動詞と前置詞/副詞の後に置いても、どちらでもいいもの(自動詞; transitive verb, separable)
give away
○ He gave away his car.
○ He gave his car away.
put down
○ I put down the bag.
○ I put the bag down.
まぁ、上記のように一応分類はできるのですが、句動詞が出てくるたびに、その句動詞がどれにあてはまるのかを確かめて暗記するというのは大変です。しかも、同じ句動詞でも意味によって規則がちがったりします。大変やっかいです。
「句動詞の覚え方」のところで、目的語と合わせて覚えるといいと書きましたが、このサンドイッチ型かそうでないかなどを口で覚えるためにも、目的語を伴うものは必ず目的語もいっしょに、つまり、looks after me、take after my father、put it down、give it awayというふうに覚えることが非常に有効です
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