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■ 話せるための心理学

侮れない心理的影響    ::   英語圏で堂々と仕事をしている
さまざまな人種を思い浮かべる
コミュニケーションの始まり    :: 言いたいことを持つ
トライアル&エラー    :: リラックスして話す
大きな声を出す    :: 毎日上達していると信じて疑わない
侮れない心理的影響
何年勉強しても、話すほうはなかなかうまくならないという人がいます。私も実はその代表選手でした。そんな自己嫌悪のなかで気づいたことがあります。それは、自分が外国人とうまく話せないのは、英語の知識がないからではなく、性格的なものが大きく影響しているということです。

ブロークンな英語でも外国人とのコミュニケーションにまったく問題はなく、すぐに誰とでも親しくなれるという人は、このページを読む必要はありません。しかし、いつも尻込みしてなかなか話せないというシャイな人は、英語を勉強するだけでなく、意識改革も行う必要があります。

コミュニケーションの始まり
まず第一に、いつも言われることですが、「失敗を恐れないで、とにかく話す」ということです。「何か言いたいことがあっても、何というのかわからないし、通じなかったら面倒だからだまってやり過ごす」ということがないですか?そういう人であるのを止めてください。間違っても、通じなくっても平気な神経の図太い人になってください。英語をしゃべるときは、神経の図太い人を演じればいいのです。間違ったとしても、相手は貴方の存在に気づきます。貴方の存在を気づいてもらえない限り、コミュニケーションは始まらないわけですから。

では、自信を持って話せるようになるにはどうすればいいのでしょう?具体的な態度/心理改革の方法をお教えしましょう。
トライアル & エラー
言語の習得はトライアル&エラーです。子供の言葉の習得を思い浮かべてください。3〜4歳になると、自分の知っている言葉を組み合わせて話しますが、時として他人には意味がわからなかったり、間違っていたりしますよね。それを人から直してもらったり、あるいは自分で気づいて修正したりしながら、正しい文章で話せるようになっていくのです。そのことを頭に置いてください。話さなければ進歩がないことを。
大きな声を出す
自信がないときは声もしぼみがちですが、それでは正しく発音したとしても聞き取ってもらえません。普段よりも少し大きな声を出しましょう。最初は勇気がいるかもしれませんが、要は慣れですので、慣れると恥ずかしさがなくなってきます。そして、次第に自信もついてきます。

私の友人は英語はあまりうまくはないのですが、声が大きいので、勢いで通じているみたいです。大きな声ではっきりと自信を持って話すので、友人も増え、人気者です。逆に、小さい声で自信なさげに話している人は、それなりの度量のせまい人間だと判断されがちで、損なことばかりです。
英語圏で堂々と仕事をしているさまざまな人種を思い浮かべる
世の中にはいろいろなレベルの英語を話す人がいます。明らかにものすごくへたくそな人でも英語圏で仕事をしていたりします。日本人だったら「英語が満足にできないのだから、仕事なんて到底できないよ」とハナから諦めているのが一般的ではないでしょうか?

ほかの国の人々はへたくそであっても、自分ではたいていは「しゃべれる」と思っています。これは日本人が完璧主義者で、めざすレベルが高いということが影響しているのかもしれません。最初から高いレベルは到達できないのだから、少ししゃべれるようになった時点で、「あやしい英語を操って英語圏で仕事をしている人々を思い浮かべて」もっと自信を持ちましょう。

言いたいことを持つ
何に対してもいろいろと考えて自分の意見を持つのは大切なことです。言いたいことがなければ、そもそも人とのコミュニケーションは必要ないわけですから。逆にどうしても人に伝えたいことがあるときは、すごく一生懸命になって伝えようとがんばるはずです。そういうものをたくさん持つということです。

英語がいくらうまく話せても、何に対しても自分自身の意見を持たない人は価値がありません。誰も相手にしてくれなくなります。だから、私は日本の学校が他の教科の授業をおざなりにして、英語の授業ばっかりを増やすという動きに対して、日本、日本人の将来を非常に不安に思います。ものを言うのは、どういう風に話すかではなく、話す中身なのですから。

具体的に言うと、映画でも、本でもできるだけたくさん知っているほうがいいですし、それらの話題になったときに是非貴方の意見を話してください。できれば、貴方から話題を提供できるようになってください。政治のことでも経済のことでも、自分の趣味のことでも、なるべく幅広く興味を持って、いろんなことを考えて、自分自身の意見を持つことをお勧めします。話題が豊富になると、自分自身にも自信がついて相乗効果です。
リラックスして話す
相手が外国人だと思うと、妙に緊張してしまう人も多いかと思いますが、それは間違っています。外国人だというだけで緊張しなければいけない理由は何もないはずです。リラックスしたほうが言葉がスムーズに出てきます。たとえば、酔っ払ったときのほうが英語がうまいという人もかなりいるのではないでしょうか?それは、英語を話すときの恥ずかしさや緊張が薄れるからです。
毎日上達していると信じて疑わない
心理的アプローチの最後のコツとしては、毎日上達していると信じて疑わないことです。何も勉強しないのに、「毎日うまくなっている」と自己暗示にかけるのは難しいですが、毎日少しずつでも練習を続けている人ならできるはずです。英語の上達は目に見えないことなので、「本当に上達しているのだろうか」とか「ちっともうまくならない」とか懐疑的になることも多いかと思います。しかし、それは目に見えないだけであって、どんな勉強でもまったく身に付かないということはないのです(ただ忘れてしまうことはあるので、毎日繰り返すことが肝心ですけど)。だから、懐疑的になるのはやめて、あくまでも楽観的な学習者になってください。

イチロー選手は、少年の頃、毎日学校から帰るや否や父親とバッティングセンターに練習に行っていたそうです。毎日ですよ。そして、作文に「毎日これだけ練習しているのだから、プロになれないはずはない」と書いていたそうです。

語学はスポーツや楽器演奏ととても似ていて、毎日練習すれば必ずうまくなる種類のものです。毎日少しでもいいから練習をして、あとは「こんなに毎日練習してるんだから、日々上達しているはず。ペラペラになる日も近い!」と信じることです。

あなたは本当に話せるようになるのですから!!